◆オンライン授業で使用していた端末
78.8%の学生が『自分専用のパソコン』を使用していたと回答しました。
◆文理・性別
◆大学区分
◆居住環境
◆サークルや学生団体への所属有無
◆オンライン授業で使用している端末を購入した時期
『高3の3月~大学1年の4月』が最多となりました。大学入学と共に購入する学生が多いようです。
◆なぜ大学入学から6月までに端末を購入したのか
『学校からパソコンの案内が届き必要だと思ったため』という回答が40.7%で最多となり、次いで『大学生は自分のパソコンが必要だと感じていたため』が36.3%となっています。
◆オンライン授業で使用したアイテム
『無線LAN(Wi-Fi)』が68.3%で1位となりました。
2位は『プリンター』、3位は『有線イヤホン』、4位は『マウス』、5位は『デスク』という結果です。
これらは大学生がオンライン授業を快適に受講するにあたり、できるだけ揃えておきたいものといえそうです。
◆デジタル環境で困ったこと
『通信環境が悪く、音が途切れた(接続が不安定だった)』が38.2%で最多となりました。
次いで『視力が落ちた』が20.2%となり、身体的な影響を感じている人も一定数見られる結果となりました。
◆使用しているアプリケーション
『Microsoft Word』を使用している人が73.3%で最多となりました。
次いで『Microsoft PowerPoint』60.6%、『Microsoft Excel』57.1%と続き、Office系アプリの利用者が多いことがわかります。
◆後期授業を機に購入したもの・購入する予定もの
後期授業を機に何らかの購買行動を起こした人が全体の約4割に上りました。
購入物の上位は、『パソコン』13%、『タブレット』6.5%、『プリンター』5.7%となりました。
◆大学後期授業の方針
『9対1程度の割合でオンラインと対面授業の併用(オンライン割合が多い)』が29.4%で最も多く、『全授業がオンライン授業』の20.9%と合わせると全体の約5割の人がオンライン中心の授業形態となっています。
◆コロナ禍で新しく挑戦したこと
『家でできる運動(ストレッチやヨガ、筋トレなど)を始めた』人が約3割で最多となりました。
その他にも料理、ポイ活、ドライブなどコロナ禍により増えた空き時間を有効に活用している様子がうかがえます。
またその背景には、外出しにくいことによる運動不足を解消したいというニーズや、金銭面の悩みなどが影響していると考えられます。
◆5Gの認知
『5Gという言葉のみ知っている』という回答が63.3%で最多となりました。
◆5Gに移行する予定
『あまり移行することを考えていない』という回答が26.9%で最多となったものの、移行について前向きに検討している(既に移行している学生も含む)学生は全体の46.9%を占めています。
◆5Gの魅力について
『4K/8Kの動画視聴(モバイルでの高画質動画がスムーズに見られる)』に魅力を感じている学生が63.8%で最多となりました。
また『リモート授業(学校以外の場所で、遠隔で授業ができる)』『スポーツ/ライブ中継(さまざまな角度から同時配信される映像を、自分の好きな角度で楽しめる)』ところも魅力なようです。
◆5Gに移行しない理由
『料金が今より高くなるから』という理由が35.1%で最多となりました。
しかし、金銭面のみではなく『5Gによって何が良くなるのか分かっていないため』という回答が2位になっていることから5Gの認知度が今後上がることでまた結果は変わってくるかもしれません。
『5Gの必要性を感じていないため』という理由も29.8%と多く選ばれています。
◆まとめ
大学生のオンライン授業のデジタル環境について、『通信環境が悪く、音が途切れた(接続が不安定だった)』人が約4割を占めていることから、学生の状況によって受講環境の差が際立つ結果となりました。
また『視力が落ちた』人が約2割に上ったことも見逃せません。今後もオンライン授業の長期化が予想されることから、より身体的な影響をケアする商品やサービスが市場に求められそうです。
5Gについてはまだ伸びしろがかなりある状況で、学生の認知と理解を促進することで、移行者が増えていくものと予想されます。
※表の数値の単位は%です。
◇調査概要◇
調査期間:2020年12月24日〜2021年1月31日
調査対象:理系大学生465名(理系男性209名、理系女性256名)
調査方法:WEBアンケート
■編集・分析者情報
うに
1995年生まれ。SNS依存気味。
休みの日はお酒を飲みながらアニメを見て過ごす。
イラストを描いたりデザインを作るのが好き。
10〜20代のインサイトとマーケットを読み解くのが得意。
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